「仲間」

朗天狗は、ぼくを含めて4人のメンバーでやっている。
その仲間を紹介したい。

【あきひろ】
無二の親友。あきちゃんと呼んでいる。
いつもテンションが高い。第一印象も強烈だ。講演会での参加者は、まずはその風体に驚き、風体とはギャップのある熱い話に、多くの人があきちゃんファンになる。
ただ、いつも一緒にいると疲れる。なんせテンションが高くて、回遊魚のようにいつも動いていないと安心できない男なのだ。まずは、体力がないとあきちゃんとはつきあえない。
でも、ぼくと2人で語り合うときは、じっくりとぼくの話を聞き、ひとつひとつの言葉を噛み締めるように語る。
あきちゃんをあめ玉に例えると、最初はコーラ味。強烈な炭酸の口当たりが印象的。あめの中には、スルメのような干物が入っている。その干物はとってもかたいので、吐き出す人もいる。噛もうとして歯を痛める人もいる。でも、じっくり噛んでいると、いい味が出てくるんだな。あきちゃんのほんとの魅力は、この味なんだ。

【さとかつ】
どんな状況でもマイペース。マイペースすぎて、こっちが焦らされることも時々ある。仕事上で、たまに叱るときも、マイペースで叱られている。
なんせ、明るくて爽やかだ。脳天気とも言う。一緒にいて気が滅入ることは、まずない。頼みごとをして断られたことはない。許容できる器がでかいのか、単に軽いだけなのか、正体はまだわからない。
ただ、この男からは、他人の悪口を一度も聞いたことがない。

【たいち】
一見、怪しい。黙っていると特に怪しい。ところが、一度、口を開けば、訥々と自分の言葉で語る。一言一言をよく聞いていると、なんと物事を深く考えているのかと関心する。そして、人をじっくりと観察し、決して批評はしない。どんな人にもいいところを見つけだす。やさしいんだな。そのやさしさのために、なぜか行かなくてもいいような茨の道を選んでしまう癖がある。ところが、艱難辛苦を栄養にしているような強さもあるので、それも成長の糧にしているよう。
でも、やっぱり黙って立っていると怪しい。

そして、ぼくを含めた4人の天狗。

4人の動きは、ラグビーにたとえれば、ひとりがボールをもって走っているときにタックルされそうになると、すぐに他のメンバーがフォローに行き、ボールをつなぐ。ボールを持たずに、相手をつぶす役割のやつだっている。それぞれがその時々にフォローしながらトライできるチームが朗天狗だと考えている。
ラグビーの場合は、楕円のボールを運ぶけど、ぼくらは、元気玉を運ぶのが仕事。

これを仲間とやるからおもしろいんだ。
実は、仲間って毎日、微妙に関係は揺らいでいる。だから面倒くさい。その面倒くさい関係を日々調整し、ひとつの方向に向かう、これがおもしろいんだ。
そしてそれをプロの仕事ととしてやるから、厳しさも加わり緊張感も加わっておもしろいんだ。
さらにそれをビジネスとしてやるから、幅が広がりもすれば狭まりもするのでおもしろいんだ。

なんだか、おれたち、仕事で遊んでいるみたいだな。

 (2006年10月15日)